庭づくりに対する考え方

「木陰に入ると涼しいな・・・」

この当たり前はめっきり少なくなりました。

今や都心部に限ったことではありません。

暑いわけだとつくづく思います。

大木は切り倒され、建物が生えてきます。

そこには鳥や虫も住んでいました。

ささやかな反発が、庭づくりには隠されているはずです。

大切にしていること

有機的な空間をつくる

庭のデザインは利便性だけを重視しません。

玄関ポーチやコンクリート土間、板塀ほか外構デザインは
すべて植栽との調和をイメージして構成しています。

造作物と植栽が一体となり、景観全体が有機的に仕上がる
ことを心掛けています。

樹種の選択と配置

庭は「南側で日当たり良好がベスト」というイメージを持つ方が今でも多くいますが、樹木も人と同じように夏の猛暑や暴風に戸惑いや恐怖を感じているのではないでしょうか。

加えてキクイムシ、カミキリムシ、ゾウムシなどの外来種の虫によって枯死する被害が増加しています。

変化していく気候に伴い、植える環境に見合った樹種の選択と配置はこの先ますます難儀な課題になっていくでしょう。

安易な熱帯系の植栽が主流になれば、生態系への影響や何より「日本の風情」が損なわれることへの疑問が残ります。

私達作り手にとってこれからの植栽工事は、模索と妥協の渦中で葛藤するのは間違いなさそうです。